10月更新

 山林に切り捨てになった間伐材が沢山眠っている。
間伐材の有効活用のため、これを運び出して木質バイオチップにし、燃料として
使う計画を立てている。
林内は道が無いため、斜面の上から重い木材を搬送するのは困難だ。
丸太を林床で引きずると、堆積した木の葉などの生態系を攪乱するので引きずり
たくない。
そこで斜面の上と林道の側の木と木の間にロープを張り、ロープの上で丸太を
支えている長い柱状の木材、滑車と丸太を吊り下げるワイヤーを組み合わせ、丸太を吊り下げできる、手作りの搬器で運び出すことにした。
滑車を組み合わせて、ホンダのウインチで丸太を吊り下げた搬器のロープを引く
ことで、ロープを張ると斜面の傾斜で搬器が自動的にロープの上を滑走して丸太
を斜面下の道の近くまで運んでくれる。
丸太の皮を剝いて乾燥させるとチップの原料になる。
何か月間か林床で森の水分を吸った丸太なので、運搬時にとび口を刺すと
じわっと水が浮く。
乾燥丸太の2倍くらいの重量があるので、運搬には労力を必要とする。