山の神の独り言(2021/6/14)

『山の神、野生の熊に遭遇す!』


先日、七福神の森へ作業に向かう朝に車で道路を走っていたら、目の前を野生の熊が道を横断して、道路の路肩の茂みに入って行ったんだよね。
山の神も森林で作業しているので、熊のフンとか、爪で木の皮をひっかいた痕とかは頻繁に目にするんだけど、実物の熊に遭遇するのは初めてだったんだよね。

下北半島に生息している熊は『ツキノワグマ』だから、北海道に生息する『ヒグマ』に比べれば小型で、見た感じ大型犬がちょっと丸くなった程度の大きさなんだよね。
丁度、だいぶ大きくなってきた子供のパンダみたいな恰好で、意外と可愛いんだよね。
山の神も見た瞬間、モコモコして可愛い!と思ったよ。

よく、熊に襲われて大けがをしたとかいうニュースを聞いたりするけど、基本的には熊も「人間が来たら襲ってやろう!」と考えて山の中を歩いている訳ではないんだよね。
熊も意外と賢いから、人間と熊のテリトリーをわきまえていて、なるべくは人間と接触しないように生活しているんだよね。

山の神の感触では、あれだけ熊の行動の痕跡が残っている森林で作業していても、森林の中ではめったに熊と遭遇することが無いのは、熊も人間を避けているからだと思うんだよね。

熊に襲われて怪我をしたりするのは、無防備に熊のテリトリーに踏み込んで、いきなり熊と遭遇して熊を驚かせるからなんだよね。
人間にびっくりさせられると熊もパニックになって、自分を守るために攻撃するんだよね。

山の神は、森林に入る時は、熊とかニホンカモシカのテリトリーに踏み込んで仕事をさせてもらうのだから、遠慮しつつ、山の神の存在に気付いてくれるように仕事しているんだよね。

動物の生息する森は豊かな森だから、動物には七福神の森で心地よく生活して欲しいと思っているので、共存共栄の精神で野生動物を尊重して、彼らの森で仕事をさせてもらうという気持ちで山林作業をしているんだよね。

それにしても野生の熊は意外と可愛い❣

2021年06月14日