山の神の独り言(2021/10/18)

『秋風が吹き、下北地方にも紅葉が燃え始めました!』


まだまだ暑い日があったりするけど、七福神の森がある下北地方では、最低気温が10℃を下回る日もボチボチ出て来て、秋を感じる季節になったよね。
秋風が吹くと下北地方も紅葉の季節になり、山々の木々が色付きはじめるんだよね。
毎年思うけど、春の新緑の季節と秋の紅葉の季節が森林にとっては一番見栄えのする季節なんだよね。
緑が茂っている夏とは違い、春と秋は森が刻々と変化する時期で、1週間の間でも景色が大きく変わるということもザラなんだよね。
山の神が秋の季節で好きなのは、紅葉の華やかさよりも、木々が葉を落とし始めると森の中の視界が開けて森の空気が透明感を増す瞬間なんだよね。
秋の季節を表す言葉に「天高く馬肥える秋」という言葉があるよね。
この場合の「天高く」という言葉は秋の空気の透明感を示す言葉だと思うんだけど、秋の天空の空気の透明感よりも、秋の森の空気の透明感って際立っているんだよね。
山の神としては、森の木々が空気を浄化しているので秋空よりも空気が透き通るのではないかと思っているんだよね。
透き通った空気の中に紅葉が映えて、益々景色の色彩が際立つんだよね。
秋の紅葉の季節って一瞬の間に終わってしまうので残念なんだけど、一瞬で終わるので花火の様に印象も深いんだと思うんだよね。

2021年10月18日