山の神の独り言(2021/7/15)

『鉄パイプ小屋2号の建設奮戦記』


七福神の森の写真でも紹介したけど、今年の大雪の雪の重みで潰れた林内作業車の車庫の代わりに建設していた、パイプ小屋の車庫が完成したんだよね。

今回のパイプ小屋は、前回作った木材乾燥小屋(七福神の森の写真参考)と違って、屋根は鉄の波型トタン板を使用したし、壁部分も垂木を入れて透明波型ポリカで覆う本格的な小屋にしたんだよね。
小屋の屋根も、将来バックホーの車庫にも使えるように、3メートルの高さにしたので作るのが大変だったんだよ。

そもそも、鉄パイプ小屋って45mmの鉄パイプをジョイントで組み合わせて作るから、鉄パイプを地面に打ち込む作業から始まるんだよね。

今回は、耐風性・耐雪性を考慮して、鉄パイプを50センチまで大きめのハンマーを使って地面に打ち込んだのだけど、固い部分もあるから基礎の鉄パイプを12本打ち込むだけでも大汗をかいたんだよね。
基礎になる鉄パイプに3メートルの柱になる鉄パイプをジョイントで固定するんだけど、垂直と壁面の平行を取るのが難しくて苦労したんだよね。
柱が立ったら屋根部分になる梁を張るんだけど、柱が垂直に立っていないと、梁の長さが合わなかったり、梁の長さが合わないと壁になる部分が横一直線の面にならないので、その微調整で苦労したりで、パイプの骨格を作るだけでも大変だったんだよ。

パイプの骨格が出来ると、パイプに固定用のジョイントで垂木を固定するんだけど、真っ直ぐなパイプに固定するから理論的には簡単なはずなんだけど、これまた微調整が必要で、ネジで固定するにもしっかりと固定するにはインパクトドライバーである程度締めた後に、手動のドライバーを使って最後まで絞めるという作業を繰り返すので、かなり時間がかかるんだよね。

屋根と壁面の垂木を留めるだけでも300本くらいのネジを閉めたんだよね。
垂木を固定した部分に板を張って、屋根には鉄波トタンを固定するんだけど、ホームセンターで手に入る脚立って2.1メートル程度が最長なので、鉄パイプと垂木しか無い地上3メートルの屋根の骨組み部分に登って作業したんだよね。
ちょっとスリリングなんだけど、山の神は高いところが得意だから比較的楽しく仕事は出来たと思うよ。

そんなこんなで、サイズが合わなかったり平行面がずれていたりしてる部分を何とか調整しながらパイプ小屋は完成したんだけど、あれを簡単に作ってしまう土木関係の人達ってすごいなとつくづく感心したんだよね。
山の神もさらなる経験を積む必要あるよね。

完成の写真は、七福神の森の写真を見てね!

2021年07月19日